予告していた通り新しいお寺が完成したので、紹介したいと思います。
正面
影MODなし
ただ、善光寺とは違い奥に長くはありません。今回は、正方形平面で建てました。なので、どちらかといえば豊川稲荷に似てますね。
それと、本物よりバランスが良くなってしまった気がします。善光寺は、正面の何とも言えないバランスの悪さがいいんですけどね。
後ろ
左
右
内装
今回は内装を結構こだわりました。
どうかな?と思って黒い柱にしたらいい感じになりました。
加えて、今回は虹梁(こうりょう)を意識して建てました。
上が虹梁(海老虹梁)です。
ということで、今回は虹梁について説明したいと思います。
虹梁とは、上側に反った梁のことで、その姿が虹に似ているため虹梁と呼ばれるそうです。
存在や役割は知ってましたが、名前の由来は今回調べて初めて知りました。言われてみれば確かにですね。
また、単に虹梁と言っても、種類はいくつかあり、特に今回は繋虹梁と海老虹梁を造りました。
↑繋虹梁:主に外陣のスパンを飛ばすためにある。
↑海老虹梁:主に向拝のスパンを飛ばすためにある。
虹梁は、とても分厚い部材なため、そこにはよく装飾が施されています。
特に上述の海老虹梁なんかは、正面によく見える部材なため、美しい龍の装飾が施されていることがよくあります。
続いて虹梁の役割について説明したいと思います。
虹梁は、とても分厚い部材です。
というのも、虹梁は屋根荷重を支える重要な部材だからです。
もう少し詳しく説明すると、今回、柱位置はこのようにしました。
上の画像を見ると、普通、柱がありそうなところ(赤丸の部分)が、抜けています。
ここに、今回の虹梁があります。
特に、赤丸の部分は外陣と呼ばれる空間で、参拝者がお参りする際に使われます。
ここで、仮に、赤丸の部分に柱があると、参拝者が大人数入れず、邪魔になります。
と言っても、柱を抜くというのはその分だけ屋根荷重を支えるものが減ってしまうということなので、安易に抜くことはできません。
その時に虹梁の出番です。
図のように、柱の代わりに梁で支えることで、大空間を作ることができます。
この時、梁には柱にかかる分の垂直荷重が来るわけなので、虹梁はとても分厚く、頑丈にしています。
また、虹のようにアーチを作ることで、梁にかかる垂直荷重を両端の柱にうまく逃しています。
よく考えますよね。本当に。
・まとめ
今回は善光寺風のお寺を造りました。
かっこよくは出来たんですが、大きくなってしまって、1番大きくなることをイメージしていた大仏殿が小さく見えてきました。
もっとでかく造ればよかったかもです。
ありがとうございました。
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