こんにちは!
今回は全国一之宮巡り~千葉編~ということで、
先日行った神社を紹介したいと思います。
よろしくお願いします。
というかそもそも一之宮ってなんやねん
一之宮というのは平安時代から鎌倉時代にかけて整った神社の格です。
旧国名(尾張國、武蔵國など)ごとに社格が高い神社を1社ずつ定めましたが、
時代とともに変わっていったみたいで、2つ以上あることもあります。
今回の千葉県であると、下総國、上総國、安房國が旧国名として該当します。
また、この一之宮巡りは、江戸時代初期に橘三喜という人物が、
自身の巡礼を記した書物を出版したことによって庶民にも広まったと言われており、
現在でも巡る人が多くいるそうです。
参考:一の宮とは | 一の宮とは | 一の宮巡拝会 (ichinomiya-junpai.jp)
下総國一之宮 香取神宮(かとりじんぐう)
所在地:千葉県香取市香取 1697
祭神:経津主大神、武甕槌大神
千葉県の中でもトップクラスに大きい神社です。
表参道にはいくつか商店街も出ており、にぎわっています。
全体の造りとしては権現造(ごんげんづくり)らしく、
調べるまで私は気づきませんでした💦
本殿は平入の流造(ながれづくり)とよく見られる構造ですが、
背面の1間は庇のような造りになっており、少し変わっています。
また、全体として柱頭部や組物部に極彩色が施されています。
個人的見どころは、本殿の破風板(はふいた)です。
黒に塗られた破風板に金色のものすごい美しい飾り金具が施されており、
友人が「めちゃくちゃかっこいい刀の鞘みたい。」と言っていたことが、
とてもいい表現だと思いました。
特筆すべきが桁隠(けたかくし)で、
懸魚(げぎょ)の部分はどこの社寺もよく装飾が施されていますが、
桁隠まで施されているのはあまり見ません。かっこいい。
他にも、樹齢千年を超える杉が多くあり、デカ木ファンとしては垂涎ものでした。
御朱印
上総國一之宮 玉前神社(たまさきじんじゃ)
所在地:千葉県長生郡一宮町一宮 3048
祭神:玉依姫命
千葉県の一宮町という地域は年間を通しても暖かく、有名な九十九里浜の近くにあります。
こちらの神社は大きくはないものの、
全体的に黒と赤を基調とした彩色が施されており、見た目がかっこいい。
御朱印
安房國一之宮 安房神社
所在地:千葉県館山市大神宮 589
安房神社は千葉でもかなり南の方にある神社です。
参道に植えられている桜は有名で、春になると多くの観光客が訪れます。
また、境内内にお茶屋さんがあり、目の前の池を眺めながらゆっくりできます。
本殿は伊勢神宮に似た神明造で質素ですが、
本殿自体がとても大きいため、それを感じさせません。
鳥居も神明鳥居になっていますが、白色に塗られており、
桜のピンクと一緒になると映えます。
御朱印
安房國一之宮 洲崎神社(すさきじんじゃ)
所在地:千葉県館山市洲崎 1697
祭神:天比理乃咩命
洲崎神社は、千葉のほぼ最南端に位置する神社です。
厄払坂と呼ばれる急な階段を上っていくと本殿があります。
本殿は3間流造、全ての柱間に扉があり、海に近いからか朱色で塗られています。
拝殿右横の坂を上がると、本殿がとても見やすいためオススメです。
ここの見どころは富士見鳥居!
なんと千葉の最南端から富士山が見えます。
といいつつも、
私が行ったときは残念ながら見えませんでしたが、
冬の空気が澄んだ時に行けば見られるかもしれません。
御朱印
まとめ
今回は、千葉県の一之宮神社を紹介しました。
千葉県は、旧国が3つもあったこともあり、
一之宮の神社が多くて見ごたえがありました。
周るの大変だった・・・。
ありがとうございました。