KAERUの日常

多趣味ブログ

変態建築のオンパレード出雲大社

お久しぶりになります。

 

今回は、念願だった出雲大社へ行ってきました!

 

今まで神社好きを語っていたにも関わらず、

出雲大社行ってなかったんですよね…

お恥ずかしい…

 

 

というのも、

出雲大社神社の建築の歴史的にも面白く、

島根県ではよく見られますが、

他県にはあまり見られない独特な本殿形式をしています。

 

 

 

まさしく変態的建築!

 

 

 

今回は、

スピリチュアル的な話は、

他のブログでよく見るため、

 

 

建築の話を中心に紹介したいと思います!

 

 

 

 

目次

 

 

 

 

出雲大社の概要

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出雲大社島根県出雲市にあります。

 

御祭神は、国づくりの神である大国主大神

また、出雲大社縁結びで有名ですね。

 

余談ですが、

周りに神楽殿やらなんやらデカい建築がいくつかあったのですが、

すべて出雲大社教と呼ばれる、出雲大社とはまた別な神道系の宗教の建物らしいです。

 

ただ、そこの楽殿の注連縄が1番でかいらしく、

見てなかった我々家族一同は、あとからその話を聞きショックを受けました。

 

読者の皆様は忘れずチェックしましょう泣

 

 

 

 

 

出雲大社は日本一高い建築!?

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ここからはさっそく

出雲大社の特異な本殿形式を説明していきたいと思います。

 

まず、

現在の出雲大社本殿は江戸時代に建てられましたが、

本殿の規模で言えば、

おそらく日本一大きい本殿かと思います。

 

その大きさは、高さ24mにも及び、

現在の建物で例えるなら、6階建てのビルに相当します。

 

しかし、2000年の調査で、

3本の柱を1つとしていた巨大な柱が発見され、

 

その直径はなんと3m!!

 

現在の木造住宅の柱の太さが約10cm程度なことから考えると、あり得ない太さになっています。

 

さらに、それを裏付けるような、

3本の柱を1本の柱としていることが図示されている平面図も存在しており

 

ここから推察すると、

 

かつては、約48mの高さになっていたのではないか、という説が出てきました。

 

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デカすぎでしょ、変態やん笑

 

 

 

また、平安時代の書物に、

日本の大きい建築物が記されており、そこには

「雲太、和ニ、京三」

と書かれていました。

 

それぞれ、

出雲太郎、大和二郎、京都三郎の略になっており、

出雲大社東大寺大仏殿、平安京大極殿

を指しています。

 

また、太郎、二郎、三郎というのは、

1番、2番、3番ということを示しているため、

ここからも、

出雲大社がかつて1番大きい建物であったことが推察されます。

 

当時、東大寺大仏殿は45mあったため、

それからも、それより高い48mあったのではないかと、考えられています。

 

ただ、聞いた話によると、

東大寺大仏殿のように規模に比例して高くなっているのではなく、柱をものすごく高くすることで高くしていたため、建物のアスペクト比がとても悪く、ちょっとした風で簡単に倒れたとか…笑

 

 

 

 

 

・Oh、This is 大社造!

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出雲大社は大社造と呼ばれる変わった本殿形式をしています。

 

伊勢神宮本殿をはじめ、

ほとんどの神社の本殿は平入りであり、

妻入りの本殿形式はあまり見かけません。

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というのも、妻入りであると

真ん中に入り口を設けることが出来ないという

大きなデメリットがあります。

 

そのため、大社造では入り口を右側に寄せ、

意地でも妻入りにしています。

 

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もう平入りでええやん…

そこまでして妻入りにしたいのか…

変態やん…

 

 

 

 

実際、大社造のほとんどは右側に開口部があり、

それに伴い向拝も右側に寄っています。

 

これは、真ん中に存在する棟持柱があるためであると考えられます。

 

棟持柱は、屋根荷重を支える重要な柱であり、

ぶち抜いて開口部にすることは出来ないんですね。

 

 

 

しかし、それを克服したのが住吉造

大阪にある住吉大社は住吉造と呼ばれ、

大社造と同じように妻入りですが、

真ん中に入り口があります。

 

これは梁の上に叉首を組むことで屋根荷重を分散しています。

 

 

 

 

 

話を戻しまして、再び大社造になります。

 

先ほどのように棟持柱や真ん中に存在する心御柱などの構造上重要な柱をぶち抜くことはできません。

 

つまり、神様を正面奥にいると想定した場合、

神様の目の前に柱が存在してしまうことになります。

 

ちょっと邪魔ですよね笑

 

 

そのため、大社造は、

男性の神様なら正面から見て左

女性の神様なら正面から見て右

を向いて鎮座しています。

 

出雲大社には、

本殿正面からみて左側にも参拝場所があります。

 

これは、神様が左を見ているからなんですね。

 

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例外として大社造でも本殿の規模が小さいものは、2本の柱を抜き、神様が正面を見て鎮座しています。

 

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これを大社造変態と呼ぶらしいです笑

もうちょっと名前何とかならんのか笑

 

 

また、美保神社の美保造もこれまた特異で、

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両翼大社造と呼ばれる形式で

まるで逆八幡造のようになっています笑

 

ど変態建築ですね笑

 

 

 

・まとめ

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出雲大社、ひいては山陰地方の本殿の変態さがお分かりいただけたでしょうか。

 

個人的には他県では滅多に見られないのでたくさん見れてとてもよかったです。

 

しかもこれで、

神社の本殿の種類はコンプできたと思います。

 

嬉しい…

 

また、やはり山陰地方は大社造が多いらしく、

 

 

筆者は、出雲大社の他にも

神魂神社熊野大社、八重垣神社、玉造湯神社

なども行きましたが、

どれも大社造でなんじゃこりゃ!ってなりました笑

 

 

 

これは…

 

 

 

まるで…

 

 

 

大社造のバーゲンセールだな…

by神社が好きすぎる世界線のベ◯ータ

 

 

 

 

 

 

追記

今回で一宮巡り1/3達成!

これからもどんどん行きたいと思います!

 

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