そこで、今回は道後温泉本館から歩いて10分ほどの距離にある神社、
伊佐爾波(いさにわ)神社について話したいと思います。
正直、歴史的なことは分からないので、建築的観点や他の神社との比較を話したいと思います。
・拝殿
こちらが1番最初に見える楼門です。
なかなか立派ですよね。
公式サイトによると石清水八幡宮を模してるそう。
春日大社などにも朱色の門がありますが、ここの神社の朱色の方が映えてますね。
そもそも、なぜ朱色に塗るのかというと、
部材の保護が主な目的とされています。
素木(なにも塗られてない、そのままの木材のこと)のままであると、雨風にさらされた時に、部材が曲がってしまったり、腐ってしまったりしてしまいます。
それを防ぐために朱色の塗料で表面を塗装し、木材に直接雨風が当たらないよう保護しています。
もちろん、装飾的な意味もあると思いますが。
・本殿
営業時間内に行けば、楼門をくぐることが出来ます。
周りの回廊もぐるっと回れます。
本殿は八幡造。
左が外陣、右が内陣になっています。
全国に八幡宮は多くありますが、実際に本殿が八幡造であるものはほとんどないので、かなり珍しいです。
ただ、ここで、このような疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
え?この屋根構造だと真ん中に水が溜まることね?
普通で考えたら、雨が全て建物の外に流れるようにするため、真ん中を1番高くし、
外周に向かうほど低くなるよう勾配を造ります。
そうしないと、雨漏りの原因になってしまい、最悪の場合、木材が腐って倒壊してしまいます。
住宅でこんな屋根を造ろうもんなら、訴えられますね笑
一応、真ん中に樋が通っていますが、雨仕舞いの観点からは決して良いとは言えないと思います。
では、なぜこのような造りになったのかということですが、
おそらく、仏教の影響を受けたが故に、外陣、内陣を分けたい、しかし、あまりお寺みたいに屋根は高くしたくないといったところだと思います。
あくまで憶測ですがね。
横から見ると立派な海老虹梁が見えます。
柱も金色でなかなかすごい。
・回廊
回廊の左右外側には唐破風の門が付随していました。
それぞれ梁に虎と龍、獅子が彫刻されており、また、その上には縁起物の松と鶴も施されていました。
・まとめ
今回は伊佐爾波神社を紹介しました。
本当は行くつもりはなかったのですが、行ってよかったです。かなり見応えがありました。
みなさんも道後温泉に行った際にはぜひ寄ってみてください。
階段しんど…。
ありがとうございました。
・余談
肝心の道後温泉ですが…
ゴリゴリに工事中でした。
2018年から開始で終わるのは2024年だそう。
一応、温泉に入れますが、整理券制なため、無くなり次第終了となります。
ちなみに筆者は18時ごろに行きましたが、17時ごろに無くなったと言われ入れませんでした。残念。
詳しくはホームページに書いてあるらしいので、こちらをご参考下さい。
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