今回は東京観光で見てきた有名建築もろもろを紹介したいと思います。
さっそくいきます。
設計:ル・コルビュジエ
こちらは近代建築3大巨匠の1人、ル・コルビュジエが日本で手がけた唯一の美術館です。
ここでル・コルビュジエって誰やねんって方に簡単に紹介すると、
近代建築のパイオニア的存在で、近代建築の5原則を提唱しました。
それは、
ピロティ
自由な平面
自由な立面
水平横長の窓
屋上庭園
というものでした。
西洋ではレンガ造などが主流でしたので、ピロティのように大きく2階は迫り出せませんし、窓も大きく取ることは出来ませんでした。
しかしその当時、鉄筋コンクリートがちょうど使われ始めており、コルビュジエはそれに建築の新たな可能性を見出しました。
鉄筋コンクリートによって大スパンを作ることが出来ますし、三角屋根にする必要性も無くなったんですね。
内装に入ります。
これが有名な場所です。
コルビュジエの作品には、スロープが多く登場します。とても美しいです。
こちらは自然光を利用して作品を照らしています。
通常、自然光を直接絵画などの作品に当ててしまうと色が褪せてしまうため美術館では窓は作らないのですが、コルビュジエは曇りガラスや間接的に自然光を取り入れることで絵画へのダメージを軽減しています。
模型がありました。
当時よりだいぶ増築されているらしいです。
ただ、コルビュジエ自身も無限成長美術館といって、作品点数が増えても建物が追いつけるよう、建物の外へ外へと螺旋状に増築することを考案していたらしいです。知らなかった。
機能性と芸術性が兼ね備えられている素晴らしい美術館でした。
ここからは特に言うこともないので巻きで行きます。
設計:黒川紀章
立面がとても印象的な建物です。
中も空中レストランのようなものがあり、とても幻想的な空間になっています。
ただ、休業中だったので入れませんでした、残念。
・代々木体育館
設計:丹下健三
釣り構造の建物で、屋根を2本の柱にかかってるワイヤーで釣っています。
また、平面を二つ巴のようにすることで、渋谷側と原宿側からの人の流れをきれいに取り入れ、動線が円滑になっています。
これも中には入れませんでした、残念。
設計:安藤忠雄
街並みに合わせつつ、住居スペースと商業施設を兼ね備えた良いとこ取りの建築です。
地下空間を大胆に使った商業施設部分は、ほとんどがスロープによって繋がれています。
外からは中がこんな風になってるなんて、想像できませんよね。初めて表参道ヒルズを写真で見た時は違う建物だと思ったくらいです。
・BOTTEGA表参道
設計:伊東豊雄
表参道の中でも一際目立つ建物です。
こちらの建物では、従来のような垂直な柱を用いず、外観にもなっている斜めの壁で構造を持たせています。
ちなみに、この外観のデザインは表参道の並木を表しています。
この隣の建物も伊東豊雄氏が建てたのかな?
こちらはちょっと分かりませんが、これまた奇抜な建築です。
・まとめ
東京は有名建築の宝庫でした。
他にも行ってみたい有名建築はあったのですが、いかんせん時間がないもので、全部早歩きで回りました笑。
加えて、表参道だけでも、あーこれたぶん誰かが設計してんだろうなぁって建物がいくつかありましたが、そちらに対しては知識もなかったので今回はパスしました。
東京の変な建物大体建築家が建ててる説
ありがとうございました。